加圧トレーニングとは

 

加圧肌着はいわゆる機能肌着のひとつですが、従来の機能と比べるとかなり凝った仕様となっているのが特徴でしょう。

 

この加圧肌着の理論のベースとなっているのが「加圧トレーニング」です。「加圧トレーニング」という言葉も最近ではよく耳にしているかと思いますが、これは、腕や脚のつけ根を専用に開発されたベルトで締めることで加圧して、血流量を計算された制限量に調節してからトレーニングを行う方法のことです。

 

血流量を制限し、上肢や下肢に血液を貯留しながらトレーニングをすると、上下肢内の乳酸濃度が高まるのですが、トレーニング終了後にベルトを外すと、溜まっていた高濃度の乳酸がいっきに体内に流れて、更には脳下垂体がそれに反応することで、成長ホルモンの分泌を促進するとされています。

 

適切な圧を加えて筋力トレーニングを行うと、通常よりも大きな筋力アップが軽い負担で得られるのは魅力的で、あっという間に注目を集めるようになったわけですが、芸能人やスポーツ選手でも採用している人がいます。

 

こうした加圧トレー二ングは専門トレーナーのいるジムなどで行われているのですが、もっと身近にこうした効果を日常でも取り入れようとして開発されたのが加圧下着ということになります。

 

もともと加圧下着は、イタリアで開発された製品からブームに火がついたのですが、今では日本のスポーツウエアメーカーなどからも発売されています。